人を知る|プロジェクトマネージャー/テクニカルディレクター 執行役員 角

課題に寄り添い品質を高める INIテクニカルチームの開発スタイル

INIには、2000年の創業当時から10年以上にわたりビジネスと組織を支え続けているメンバーがいます。今回はWebインテグレーションチーム 執行役員の角さんに、プロジェクトに欠かせないテクニカルディレクターの役割や、開発チームに浸透しているマインドセットについて聞きました。

執行役員 角
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角 雄崇

Webインテグレーションチーム 執行役員

アニメーターからWeb業界に転身し、2005年にINIへ入社。システム・CMS開発のプロジェクトマネジメントを経験したのち、現在は執行役員としてテクニカル領域を担うインテグレーションチームのマネジメントを担当。(2023年11月時点の取材に基づいた情報です)

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まずは普段のお仕事について教えてください。

テクニカル領域を担うチームでマネジメントをしています。かれこれ10年以上マネジメントを担当しています。現在は私が直接メンバーを見ずに、チーフやチームリーダーに任せている部分も多いです。INIでは開発チームがWebインテグレーションチームと運用・グロースという2つに分かれており、テクニカルディレクターやフロントエンドエンジニアが5〜6名ずつ働いています。

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INIにおけるテクニカルディレクターとはどんな仕事ですか。

プロジェクトの技術面に軸足を置き、技術選定や要件定義、成果物の品質管理をするのがテクニカルディレクターです。

具体的には次のようなプロジェクトに携わります。

  • CMS構築を含むHTMLなどフロントエンド開発
  • デザインテンプレート、システムインテグレートのUI設計
  • 静的サイトリニューアルにおけるフロントエンド開発

特にCMS構築を中心としたサイトリニューアルの実績が多く、三菱電機ビルソリューションズさんのWebサイトリニューアルでは要件定義やUX設計からCMS開発、MAツール連携、リリース後の運用までを支援しました。


実績紹介:三菱電機ビルソリューションズ株式会社 営業スマート化プロジェクトにおける UX、Webサイトリニューアル、運用支援

技術・デザイン・ビジネスの三方よしを図るテクニカルディレクターの役割

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テクニカルディレクターがいるからこそ発揮できる価値はどんなものだと思いますか。

まず、大規模なプロジェクトでは、クライアントの要求に応える為に、実現可能性の調査(フィジビリティ調査)、技術選定をしなければなりません。この工程にテクニカルディレクターは必要不可欠な存在だと考えています。

また、プロジェクト進行中にも実現可能性の調査が必要です。テクニカルディレクターが不在のプロジェクトでは、技術的に実現が難しいデザインや機能提案が生まれる場合があるんです。あるいは実現可能だとしても、莫大な工数がかかる場合も。そこでテクニカルディレクターは開発着手前に、開発工数や費用対効果を加味しながら最適な実現案の提案を行います。

また、UIデザインの検討段階からテクニカルディレクターが関わる事で、実装できる最新技術の提案を通してデザイナーの引き出しを広げることもできます。

他のケースですとクライアントが初めてWebサイトをリニューアルする場合でも、テクニカルディレクターがいることで技術面の相談役として安心していただけることも多いです。

課題に寄り添い品質を上げる、開発チームの特徴とは

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INIのテクニカルチームがプロジェクトで特に大切にしていることは何ですか。

先ほどの話につながりますが、CMS構築やデザインテンプレート制作においては、前工程に対して必ずレビューをするようにしています。何か問題があった時には前工程の責任にするのではなく、寄り添いながらプロジェクト全体の品質を上げるような動き方です。


言われたものをそのまま作るのではなく、どんな方法が成果につながるのか精査しながら開発を進めることことを重視していますし、それがクライアントから信頼していただけているポイントかなと思います。

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技術トレンドのキャッチアップはどのように行なっていますか。

Webに求められる本質的な価値は大きくは変わっていないと思います。ですが、HTMLさえ書ければよかった時代が終わり、フロントエンドの実装が高度化したり、サーバーレスの活用が進んだりと、本来バックエンドの構築が必要だったところがフロントエンドの技術だけで完結できるようになりました。 

こうした変化によってフロントエンドでキャッチアップすべき内容が増えてきています。INIのテクニカルチームでは勉強会や情報共有、プロジェクトでの技術採用、社外メンターの方による勉強会や実装技術のレビュー、ベテランとのOJTを取り入れています。

また、私自身が個人開発もしているので、運営しているサービスに新しい技術をどんどん取り入れては、プロジェクトを通してみんなにフィードバックもしています。

成果に貢献する「目的志向」マインドがスキルを育てる

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社内外の視点、スキルをバランスよく取り入れることで市場価値も高められそうです。

そうですね。さらにINIではテクニカルディレクターやエンジニアに必要なのはスキルだけではなく、「常に目的を意識すること」だと考えています。クライアントの要望の目的、背景まで想像して提案するようなマインドセットがもっとも重要です。


最終的にエンドユーザーやクライアントにとって価値に繋がる行動を意識しようとメンバーには伝えています。クレドにもある「貢献にフォーカス」という考え方です。

関連記事:経営理念とビジョン、クレド

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今後はどんな人と働きたいですか。

まずはWebが好きな人。クリエイティブに関わる仕事なので、Webを触ったり、作ることに喜びを感じられる人はどんどん伸びます。「好き」という気持ちさえあれば、スキルは後からいくらでも身につけられます。

ふたつ目に、INIに共感してくれる人と働きたいです。好きなものや考え方といった根本の部分は人それぞれありますが、そこがフィットしていたほうが働きやすいと思うので。

弊社は異業種からの転職組も多く、未経験から成長する為のナレッジやフレームワークが多くあります。これからWeb業界で一人前になる方にも安心頂けると思います。

INIに入ってくれた人が色んな経験を積んで市場価値を高め、給与も含めて生活が豊かになっていったら理想的だなと思います。

テクニカルチームのマネージャーですので、スキルアップをしたい人が最新トレンドに沿った技術構成を経験できるような環境を用意したり、みんながやりたいことをやれるようなサポートをし続けたいと考えています。

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